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新常識!ケガをしたら「消毒をしない」「乾燥させない」「水道水でよく洗う」。傷口を早くきれいに治す湿潤療法とは?

こんにちは。hana(@hana_myan)です。

私が子どもの頃は「ケガをしたら、消毒して乾かす」のが当たり前でした。
傷が化膿しないようにちゃんと消毒をして、かさぶたが早くできるように乾燥させる…そんな昔の常識が今では180度変わってきているのをご存知ですか?

最近、傷を早くきれいに治す新しい創傷治療として『湿潤療法』が常識となってきます。

「消毒をしない」「乾燥させない」「水道水でよく洗う」が三原則。湿潤療法とは?

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湿潤療法(しつじゅんりょうほう)は、
創傷(特に擦過傷)や熱傷褥瘡などの皮膚潰瘍に対し、従来のガーゼ消毒薬での治療をせずに、「消毒をしない」「乾かさない」「水道水でよく洗う」を3原則として行う治療法。モイストヒーリング、閉鎖療法、潤い療法(うるおい療法)とも呼ばれる。(wikipediaより)

なんと傷口を消毒しないのに化膿せず、傷跡もより早くきれいに治るという方法!
今まで正しいと思っていた常識とは真逆の治療法なのです。

傷を消毒してはいけない 

「湿潤治療」を確立したのは、夏井睦先生という形成外科医の方。
夏井先生の著書によると、消毒することは「傷口に熱傷をかけるような行為」だと言います。
傷は消毒せず、乾燥させなければ、痛まず、早く、しかもきれいに治る。というのが結論。

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なぜなら人間の身体は、ケガをすると傷口から傷を治す成分がふくまれている血やジクジクした分泌液を出して、傷を直そうと働いています。
それなのに、傷口を消毒したり乾かしたりしてしまうと傷を治そうとする身体の働きを弱め、かえって治りが遅くなり痕になりやすくなってしまうのです。

傷を乾燥させてはいけない

「湿潤療法」は、ケガをしたら汚れや異物を水で流した後、傷口を外気と遮断し湿潤環境を保つことによって皮膚の再生を促すものです。

最近はだいぶ認知が広がっている「キズパワーパッド」などの絆創膏がこの湿潤療法を手軽に実践できますね。
私がヤケドで病院に行った時は、「ラップでも巻いとくといいよ!」と言われました。傷口を乾燥させずふさぐことができればどんなばんそこうでも、ラップでもいいとのこと。

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なぜ傷口を湿潤環境に保つと、傷の治りが早いのか?
ケガをした皮膚が再生するためには、傷口の細胞が分裂して増殖することが必要。
傷口が乾燥していては細胞が増殖できず、湿潤環境が細胞の増殖を促すのです。だからこそ、傷口には保湿が必要だというわけですね。

ばんそこうを貼りっぱなしにしたり、ずっと密封していると中で化膿したりしそうな気もしますが、そんなことはほとんど心配いらないそうです。
実際、私もヤケドして水ぶくれが破れてしまった傷にずっとキズパワーパッドを貼っていましたが、化膿することもなくジクジクした液の嫌な匂いもなく、いつのまにか中で皮膚が再生していました。 

湿潤療法のメリット・デメリット

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■メリット
従来行われていた消毒して乾燥させる治療方法より、早くきれいにキズが治り、痕にもなりにくい。
キズパワーパッドなどの高機能絆創膏は最大5日まで貼り続けることができるので、貼り替える手間もなく放っておくと傷が治ってしまうのです。

■デメリット
ケガをしたばかりで傷から分泌液が多く出ている時には、匂いが気になる場合があるかもしれません。その時はこまめにばんそこうを取り替えたり、水で洗い流したりしてみましょう。 

家庭での実践方法

STEP1:傷口を水で洗う
ケガをして傷口に汚れや異物がある場合は水道水で洗い流した後、水分をやさしく拭き取ります

STEP2:傷口を密封する
傷口の湿潤環境を保つために、キズパワーパッドなどの高機能絆創膏やラップなどで傷全体を密封するように覆います。
この時に傷口に白色ワセリンを塗っても高効果が期待できます。

STEP3:定期的に貼り替える
ばんそこうやラップを1~3日ごとくらいに貼り替えます。
傷のジクジクが気になる場合やばんそこうがヨレてきてしまった時にはその都度変えましょう。

STEP4:治癒
傷口の部分がジクジクせず、つるつるした皮膚が再生され分泌液が出なくなれば、ばんそこうをとってOK! 

注意点

上記で紹介した方法は、きり傷・すり傷・靴ずれ・軽度のヤケドなど比較的軽いケガに適している治療法です。
深い傷や炎症、感染症を起こす可能性のある傷などは悪化する恐れがあるため、自己判断せず早めに病院に診てもらいましょう。

おわりに

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ケガをした時の新常識、「湿潤療法」についてご紹介しました。
今まで常識だと思っていたことは一体何だったんだろう?というくらい傷が早く治ります。

私はヤケドをした時に、お医者さんからこの「湿潤療法」を聞き、目からウロコ。
自分の身体で実践してみると本当にその傷の治りの早さにびっくり!

今まで信じてきた方法から新しい方法をチャレンジするのはちょっと勇気がいりますが、小さな傷ややけどでぜひ試してみてくださいね!

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